VOICE
伊豆半島の入り口に位置する静岡県沼津市。今回、てのひらぼせきIL(万成石)をご購入いただいた高橋さん(仮称)。
途中から高橋さんの娘さん2人にも参加していただきご購入いただいた経緯やその後のことなど、お話を伺ってきました。
みんなが集まる場所に置きたかった。
SMOW:今回、何をきっかけでご購入いただいたんですか?
高橋さん:たまたまインターネットで検索していて「あっこういうのあるんだ」って思って、記事を読んでいって。ちょうど母が亡くなったタイミングで「これはぜひ!」と思いました。
SMOW:では実際お母さんが亡くなって、仏壇とかを探していたのですか?
高橋さん:私は嫁に来たので。実家のお墓の方は弟が管理していて、そういうことは考えていませんでした。でも、母を近くに感じたいなという想いはあって。そんなタイミングで「てのひらぼせきIL」を見つけて、これはいいと。
SMOW:近くで想いを向けられる場所が欲しかったんですね。
どんな場所に置いているんですか?
高橋さん:みんなが集まって、みんなで食卓を囲めるような場所に置きたかったんです。
だからリビングがいいなとは思ったんですけど、リビングのどこにしようかは悩みました。
SMOW:リビングに置かれてどうですか?
高橋さん:うちは5人家族で、みんなでリビングでご飯を食べるんですけど、母が見守ってくれているような、6人でご飯食べているような感じがします。母が療養に来ている時も6人で食べていたので、その時のような感じがして。
SMOW:IL(イル)という名前は「そこに居る」から命名したのですが、一緒に過ごしている感覚を感じてくれて嬉しいです。
故郷と桜とお母さん。
SMOW:お母さんはどんな方だったんですか?
高橋さん:とても世話焼きで。自分のことより人の事って感じの人でした。保母さんだったので、小さい子供が好きで、孫たちにも、一生懸命、お世話してました。時々、うるさがれるくらいに(笑)
SMOW:そうなんですね。でも子供たちも思い出がある分、一緒に過ごしたいですよね。
高橋さん:長女なんかは、試験の時に「がんばってくるよ」とお願いして出掛けたりしています。
SMOW:確かに、少し心細い時など、おばあちゃんがそばにいてくれると、心強いですよね。
高橋さん:ちょうど手に収まりやすい、ありがたい大きさなので、撫でたり、手に握ったりしてお願いしたりしています。
SMOW:てのひらぼせきILのそばに、呼び鈴が飾ってありますが、なぜ、置いてあるのですか?
高橋さん:あれですか。あれは、母がうちに療養にきていた時、もう声が出にくくなっていて、一生懸命、呼んでくれても聞こえなかったので、あの呼び鈴で呼んでもらっていました。最後まで使っていた思い出の物なので、一緒に飾ってあります。
SMOW:そうなんですね。今回、石種は「万成石」を選んでいただきました。3種類の石の中から、なぜ万成石を選ばれたんですか?
高橋さん:見た瞬間、ピンときました。実家のある、南伊豆の青野川のほとりに、早春に咲く桜があって、「みなみの桜と菜の花まつり」なんかも開催されるんです。私には母のイメージがその桜にあって。万成石のピンクを見た時、桜と重なり、目移りせずにこれだと決めました。
SMOW:故郷と桜とお母さんがリンクしてるのは素敵ですね。
身近にできたお墓。
SMOW:そういえば、弟さんが墓守(はかもり)しているお墓から、お骨を取り出してきたとお伺いしたのですが、皆さんで取り出してきたのですか?
高橋さん:そうですね、弟家族と一緒にお墓参りに行って「一欠片いただきます」と手を合わせて、取り出してきました。
SMOWさんも、一緒に行っていただけると声かけていただけて、とてもうれしかったです。もし一人だったら、一緒に行って、お骨を取り出していただけるのは、とても助かると思います。
SMOW:私は専門家なので出来る限りお手伝いしています。お骨を取り出す作業をする機会なんて普通はありませんから不安だと思うので、少しでも安心していただければと考えています。
実際、その場でILにご納骨されたんですか。
高橋さん:一欠片いただいて帰ってきてから、今度は家族と一緒にILに納骨しました。
SMOW:身近にお墓ができたわけですね。
高橋さん:そうですね。実家もお墓も遠くなかなかすぐにいける距離ではないので、すごく身近に感じられて満足しています。
SMOW:そうなのです。お墓があっても身近に大切な人を感じたくて購入していただいた方もいます。
ここで娘さんたち登場。一緒にお話を聞かせていただきました。
日常の近くに。
SMOW:先ほどお母さんから、試験の時にILに声をかけていくと聞きました。何でそうしようと思ったんですか?
高橋さん長女:小さい時、よくお婆ちゃんの家に泊まりに行ってました。その時よく「勉強しろ」と言われていて(笑)だからお婆ちゃんに声かけていくと、知恵貸してくれないかなと思って(笑)おかげで最近の試験も合格しました(笑)
SMOW:その時は、手の中に包み込んでお願いを?
高橋さん長女:やりました。実際、手で包みやすいカタチなので。
私は朝「行ってくるね」の声をかけてます。
SMOW:声をかけたい時に近くにあるのはいいですよね。
高橋さん次女:そうですね、近くにあるから(笑)実際のお墓は山の高い所にあって、急なのでお参りが大変で。
SMOW:普段も手にとったりしますか?
高橋さん次女:たまにやります。
高橋さん長女:重さもいい感じなので。
SMOW:嬉しいですね。その、ずっしりとした重さに故人の存在を感じると言われるんです。今後もぜひ日常から想いを向けて、大切に感じてもらえると嬉しいです。
SMOW:今日は皆さんありがとうございました。